そもそも『株』とか『株式』とかって一体なんでしょう?
正直に言ってよく分からないですよね。でも、『株式』がそもそも何かを分からずに『株式』に投資するってなんだかおかしいと思いませんか?えっ、そうでもないって?
「分からないことがあったらとりあえず辞書でしょう」ということで、大辞泉で調べてみました。
- 株式会社の資本の構成単位。
- 株主としての地位。株主権。
- 株券。
さっぱり分からないですね。分からない言葉、倍増って感じです。株式が分からないのに「株式会社の・・・」って言われてもねえ。仕方が無いので、信頼度32.6%の私の言葉で説明しましょう。
会社を作るときに、多くの場合たくさんのお金が必要になります。自分がたくさんお金を持っているという人は良いのですが、そうで無い人はお金を集めなければなりません。
このときに考えられる方法の一つとして、「みんなにお金を出し合ってもらってお金を集める」というのがありますよね。でも、ただお金を出してくれっていっても、普通はお金を出してくれないですよね。そこで、「もしもうかったらお金を出してくれた人みんなで利益を分けよう」という約束をします。もう一つ、「会社はお金を出してくれた人みんなで持つことにしよう」という条件をつけます。この時に、一人一人の持分を表すのが『株』というものです。
具体例を挙げてみましょう。会社を作るために1千万円集める必要があるとします。このとき、会社をもつ権利を千等分し、千分の一につき1万円を出してもらいます。この会社の千分の一を持つもっているときに1株持っていると言います。
つまり、
株を持つということは会社の一部を持つ
ということです。さらに、
会社が発行している株式が1000株であなたが1株もっていたら、その会社の千分の一はあなたのもので、あなたは会社の利益の千分の一をもらう権利がある
ということになるわけですね。実際は、もっと成長するためにお金を使ったりするのであなたがもらえるのはもっと少ない金額になりますが。
株式の特徴として、他の人に売ることができるというものもあります。
上の例だと会社の利益のはあなたのものです。会社が成長して、毎年1億円の利益を上げるようになったとすればあなたのもとには毎年10万円のお金が入ってくることになります。それを見ていた別の人が100万円であなたの持分を売って欲しいといってきたとします。このときあなたはこの人に株式を売ることができるわけです。(あなたは最初に1万円出しただけなので、99万円の儲けですね)
大きな会社の株式には、上記のような売買をする市場があり、そこではみんなが自分の持っている株式を売ったりかったりすることができるわけです。
一般庶民には、会社を作ったときに株を手に入れるのは難しいので、この株式市場で取引されている株式を買うことになるわけです。