「日経平均」という言葉は聞いた事がないという人はいらっしゃらないと思っています。でも、結構勘違いしている人がいると思うんですよ。まあ、私もそのうちの一人だったんですけど。
という事で、定義を確認してみましょう。大辞林によると「日経平均株価指数」とは、
アメリカのダウ-ジョーンズ社の修正算式を用いて日本経済新聞社が算出する東京証券取引所第一部上場二二五銘柄の平均株価指数。
という事です。まあ、要するに、
日経新聞が選んだ銘柄で平均値を出しました。このときに、ちょっと特殊な方法を使ったよ。
という事ですね。かなり省略しましたけど、まあ、この程度の認識で十分でしょう。
ついでに新しい言葉を確認しましょう。「株価指数」とは
株価の変動を総合的に表示するための指数。基準時点の株価水準を一〇〇とし、比較時点の株価水準を指数化したもの。(大辞林)
なんだかしっくりこないですね。「日経平均株価指数」の場合は水準が100ではないですし?まあ、そんな感じって事で良いでしょう。
さtらに、「東京証券取引所」とは
昭和二四年(一九四九)証券取引法に基づき、東京に設立された会員組織の証券取引所。東京都中央区日本橋兜町(かぶとちよう)にあり、通称「兜町」。東証。(大辞林)
ということです。株の売買をする所(市場・マーケット)の一つという事ですね。
以前、某テレビ番組で、「主婦が株式投資で大成功」みたいな企画をやっていました。そのときのやり取りで、芸人さんに「この言葉知っていますか?」みたいな質問がされていたんです。
で、そのときに芸人さんの一人が「日経新聞に関係あるんでしょ!」といったんですね。その時に、その主婦は、「いや、ちょっと違うんですけどね・・・・」とか言っていました。つまり、この主婦は日経平均のことをよく知らなかったわけですよ。
株式投資で成功しているとか何とか言いながら。いや、もちろん日経平均の意味を知らなくても株式投資は出来ますけどね。かっこ悪いじゃないですか、知らないと。
さらに、このことに関してテロップなどで訂正もされていなかったので、番組制作者も知らなかったんでしょうね。
ま、「日経平均」の意味を知っていると、値上がりする株が見つかるってわけではありません。残念ながら。だから、知らないなら知らないでも良いんですけどね。まあ、知っとくとお得かもって事で。
ついでながら、日経平均のことを日経ダウと呼ぶ人がいます。わりとご高齢の人中心ですが。これは、日経平均はダウ平均株価指数を参考に作ったためです。(たしか)
宮沢喜一元首相なんかはよく使ってますね。
知ったぶりするのが好きな人にはお薦めです。