そもそも『株』って何?: 株って何?

手探りの株式投資そもそも『株』って何?


株って何?

私たちが投資しようとしている『株式』。これって一体なんなんでしょう?

私の実感としては、世の中の人は意外と株式がどんな物なのか解っていないような気がします。説明してみてくださいと突然お願いしたらほとんどの人が言葉に詰まってしまうのではないでしょうか。

もちろん、普通に生きていくうえではそんな事知らなくても大して困らないかもしれません。でも、株式投資をしてみようという私たちが知らないのはさすがにまずい。だって、株式がなんであるかを知らなければ、投資対象としてふさわしいかどうか分析する事すら出来ないのですから。

株式とは

株式会社という種類の会社を所有する権利を分けたもの

です。所有という意味はオーナーになるという意味です。このオーナー達の事を株主と呼びます。

例えば、会社を所有する権利を100等分した場合を考えましょう。その時、100等分したものの一つ一つを株式といいます。その株式を100人の人に買ってもらったとしたら、株式会社には100人のオーナーがいることになります。オーナー達はこの株式会社の100分の1それぞれが持っているわけです。

株式会社は株式をいろいろな人に買ってもらう事でお金を集めることが出来ます。株式とは会社の所有権ですから、会社自身を人に売る事でお金を集めるわけです。

株式会社のオーナーは株主ですから、会社のことを決めるのはオーナーである株主の仕事です。

しかし、株式を持っている人たちが何人かいる場合は、株主達で協議して運営しなければなりません。これは大変な事ですね。特に、株主の数が多ければ多いほど大変です。一般に大きな会社になればなるほどたくさんの株主がいます。

このように株主が集まって経営していく事は大変難しいわけです。そこで、株主達は時々集まって重要な事だけを決定する事にして、会社の日々の運営は経営者という人を任命して任せることにします。また、株主達の話し合いの事を株主総会といいます。

株式会社は経営者である社長のものだという風に考えている人がいるかもしれません。あるいは、従業員のものだと思っている人もいるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。株式会社は会社を運営している社長のものでも働いている従業員の物でもなく、株式を持っている株主達のものなのです。社長は日々の経営を任されているだけにすぎません。

さて、ここまで読んで次のような疑問を持った人もいるでしょう。

  • 株式を買う人達は何で会社の所有権なんて買おうと思うのでしょう?

お金を出して所有権を買うんだから、当然何かのメリットがあるはずですよね。

これは、次の節でお答えしましょう。その中に、私たちの目的である株式投資のヒントがあります。


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