まずは、辞書的な定義を見ておきましょう。
日興ビーンズ証券の用語集によると
株主資本比率(自己資本比率)
カナ:カブヌシシホンヒリツ(ジコシホンヒリツ)
総資産に対する株主資本(自己資本)の比率のこと。財務の安定性を測る指標の一つ。負債とは異なり、株主資本は返済・支払を要しない資金なので、総資産(負債+株主資本)に占める株主資本の比率が高いほど、財務の安定性が高いとみなされます。
計算式は株主資本(=資本金+法定準備金+任意準備金+当期未処分利益)/総資産×100(%)です。
ということです。
自己資本比率という言い方もします。こちらも結構使われる言葉なので覚えておいても良いかもしれません。
まあ、難しい部分は良いとして、注目すべきは「株主資本の比率が高いほど、財務の安定性が高いとみなされます」という部分ですね。株主資本比率が高ければ高いほど安全経営だというわけです。なぜなら、株主資本が高いということは、逆に言うと負債(借金といっても良いかも知れません)が少ないうことを表しているからです。つまり、大雑把に言うと
- 株主資本比率が高い:借金が少ない経営
- 株主資本比率が低い:借金がに頼った経営
といえるわけです。
借金が無い方がいいとは単純に言えませんが、あまりに借金が多い会社は経営に問題がある可能性もあるわけです。
株主資本比率は0~100%の間の値をとります。同じ業種の別の会社などと比較して、あまりに比率が低ければ問題がある企業かもしれません。
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